あらゆるアクティブ・サーモグラフィー手法を自在に組込める非破壊検査システム

IrNDT System

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画像ラボ 2013年8月号(日本工業出版)(2013)のP65- 71に、 『アクティブ・サーモグラフィ非破壊検査の動向と応用』が掲載されています.


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採用実績

採用実績

Automation Technology社のアクティブ・サーモグラフィを用いた非破壊検査システムは、 主に以下の採用実績があります

※ 航空機製造会社(機体の検査): エアバス、ボーイング
※ 航空会社 (機体の検査): ルフトハンザ・テヒニーク (Lufthansa Technik)
※ 防衛 (機体の検査): ドイツ空軍
※ FAA (米国連邦航空局) の認証
※ 自動車のダッシュボードや複合材部材の検査
※ 鉄道車両の複合材料の検査
※ 溶接工程の検査
※ 風力発電の風車の検査
※ タービンブレードの検査
※ 太陽電池の検査


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CFRP検査事例







C-CheckIRシステム例    C-CheckIRシステム例

C-CheckIRシステム例                   C-CheckIRシステム例

GRP(グラスファイバ)検査事例

GRPスカートの検査事例             検査画像


     
C-checkIRシステム例         IrNDTシステム例

クラック検査事例

超音波IrNDTシステム例         検査画像(矢印、円内にクラック)


溶接クラック検査事例




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アクティブ サーモグラフィ非破壊検査装置 ~ C-CheckIR / IrNDTシリーズの概要

IrNDT C-CheckIR システム

アクティブ・サーモグラフィを用いた、産業用途向け非破壊検査システムです。

特 長
※ 早い・広い・簡単 ワンショット非破壊検査
※ フィールド検査に役立つモバイルシステム
※ 様々な異なるアクティブ・サーモグラフィ手法に対応
※ ハードウェアとソフトウェアの選択と組合が自在(モジュラー設計)
※ 新しい複合材や新しい解析手法へ容易に対応できる
※ 基本的なシステム構築にはプログラミング不要
※ 直感的なグラフィカル・ユーザーインターフェース
※ 本システム操作のための検査員の厳しいトレーニングが不要

対応している主なアクティブ・サーモグラフィー技術
● トランジェント・サーモグラフィー
● ロックイン・サーモグラフィー
● パルス・サーモグラフィー
● 熱弾性応力解析(TSA)
● 超音波ロックイン・サーモグラフィー

IrNDTシリーズの用途紹介

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アクティブ サーモグラフィーNDTの原理

アクティブ・サーモグラフィNDTは、赤外線画像計測を用いた非破壊検査手法です。
一度に広い面積の検査が可能な点が、アクティブサーモグラフィーの最大の特長
です。

以下の3つのプロセスにより、材料内部を検査します。
・ 検査対象物の内部に動的な温度差を発生させ(励起
・ その結果の表面に生じる温度変化を、時系列で画像として取得し(測定
・ 得られた複数の温度画像から、内部の構造や欠陥を画像化する(解析

アクティブ・サーモグラフィの「励起」・「測定」・「解析」のプロセスの概略は
以下のようになります。

励起 (Excitation)
材料や構造物内部に非定常な温度差を作るプロセスです。
励起源には、ハロゲンランプ、フラッシュランプ、レーザなどの熱源を用い
たり、超音波、振動、機械的応力などの機械的な負荷、或いは渦電流など
の電気的な刺激を使用します。

測定 (Measurement)
励起されると非定常な熱の流れが発生します。内部構造や欠陥などがあると
熱物性が異なるので、そこで熱が反射や滞留し、それが表面に到達します。

そのとき、被検査物の表面の温度が変化するので、それを時間の関数として
測定します。測定には、赤外線カメラを使用し、温度分布の画像を短時間に
何枚も撮影します。

ここで得られる温度画像は、被検査物内部の欠陥(キャビティー、浸入した水、
接着不良、クラック、デラミネーション、クラック、溶接不良など)を反映したもの
になります。

赤外線カメラは、中赤外(3~5μm)の冷却式や、長赤外(8~14μm)の非冷却
あるいは冷却式の赤外線カメラから選択し、解像度や測定範囲に合ったレンズ
を組合わせて使います。

解析 (Analysis)
様々な解析方法(数学モデル)に基づいた、デジタル解析ソフトウェアを提供し
ており、これらは解析モジュールとして用意されているので、検査に必要なもの
を組み込んで使います。

アクティブ・サーモグラフィーには様々な手法があり、被検査物に合わせて
励起方法、測定方法、解析方法を選定します。
● ロックイン・サーモグラフィー
● パルス・サーモグラフィー
● トランジェント・サーモグラフィー
● 超音波ロックイン・サーモグラフィー
● 熱弾性応力解析(TSA)

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アクティブ サーモグラフィーNDTシステムの構成

アクティブ・サーモグラフィNDTは、赤外線画像計測を用いた非破壊検査手法です。

Automation Technologyの非破壊検査装置は、アクティブ・サーモグラフィー
を応用したAll-inOneシステムで、「励起」・「測定」・「解析」を一貫して行います。

Automation Technology社のIrNDTシリーズでは、被検査物に合わせて、必要
なソフトウェアとハードウェアを組み合わせ、All-In-Oneのシステムとして提供
しています。

システム構成:励起源
    被検査物に応じて様々なハードウェアを選択します。
    (ハロゲンランプ、フラッシュランプ、超音波、振動、レーザ、渦電流など)

測定用赤外線カメラ
    FLIR Systems社製のほぼ全てのカメラや他のカメラから選択して使います。

IrNDT Base (ソフトウェア)
    カメラや励起源との接続、設定、制御を行い、解析モジュールを組込み、
    システム全体を統合し、直感的に分かりやすいグラフィカルユーザー
    インターフェースを提供します。

解析モジュール(ソフトウェア)
    異なる解析方法に対応したソフトウェアモジュール。
    IrNDT Baseに組み込んで使います。

接続・制御用ハードウェア: IRX-Box
    カメラや励起源とPCを物理的に接続するハードウェアです。

被検査物に応じて、幾つかのバージョン設定があります。
JetCheck
   航空機の機体検査: 持ち運び可能なモバイルシステム、現地検査可能
C-CheckIR
  複合材料の検査: ハンドヘルドシステム、垂直な壁の検査も2名でOK
  航空機検査用の各種キットもあります
SolarCheck
   太陽電池セルの検査: 通電検査、光照射検査、エミッション解析も可能
DashboardCheck
   発泡複合材の検査: 自動車のダッシュボード検査向け
CrackCheck
   クラック検査: 様々な手法を盛り込み高い検出率でクラックを見つけます。
CompsiteCheck
   コンポジット材の検査: カーボン、セラミック、カーボン/グラスなどの複合材向け
WeldCheck
   溶接接合部の検査: あらゆる手法を盛り込み、金属やプラスチックの溶接接合部
   の検査を短時間(通常1秒以下)で行います。製造ラインでの全数検査も可能。

IrNDTシリーズの用途紹介

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